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なぜなら、日最低気温が5℃以上になるからです。この「日最低気温」というのは、0時~24時までに観測された気温の最低値のことをいいます。昼間は気温が上昇して、夜間気温が下がる温度差が激しい場所は、夜間の気温が基準になります。よって、午後3時までに施工を済ませたところは翌日固まっているのに、それ以降に施工したところは硬化する時間帯が夜間の低気温だったことから、固まっていないということが起きます。つまり、午後3時までの施工箇所は硬化する時間帯が5℃以上だったので硬化していたわけで、冬季の施工は、この気温が大きく影響します。大手の土系舗装共同研究参画会社の8事例では、これらのことを考慮して、日最低気温は「5℃以上」を施工条件としています。この5℃以上という基準ですが、4℃以下になると、水は膨張を始めます。そして、0℃になると凍るわけではなく、水は4℃(厳密には3.98℃)で密度が最大になり、温度が下がって0℃に近づくとともに密度がだんだん小さくなり、個体の氷の密度はさらに一段と小さくなります。水は0℃になって一気に凍るわけではなく、4℃以下になると凍る準備を始めるというわけですね。よって、0℃ではなく、5℃以上としているのは、このためです。しかし、納期があるので気温が低くても工事をしなくてはならないということもあります。その場合、寒冷地向けの「冬季土工設計施工要領」を参考にしていただくといいと思います。人力施工は不可。機械施工のみOKとあります。つまり土系舗装の中の間隙には空気と水があり、その水が凍結して凍害などの悪さをするわけですから、できるだけ間隙がないように機械施工で空気と水を排除するように重量のある機械を使用して、力づくで締固めをします。さらに水の流入を避け、水の滞留を防ぐ工夫をします。そうすると冬季施工であっても凍害に遭わないことが事例として多くあります。しかし、すべてうまくいくとは限らないので、一番いいのは、冬季でも日最低気温が5℃以上になる日が続く時期を見て施工計画を立てることです。ちなみに、ジオミックスはジオベストを使用したプレミックス舗装材です。■お問い合わせはジオサプライ合同会社 http://www.geosupply.jp/広島☎082-299-0681 神戸☎078-843-2561 名古屋☎052-766-6419福岡☎092-518-3537
崩れない工夫としては、・法面の長さが短い場合は、法面の下側を広く、上側を狭くして、ミキサーで練ったジオミックスを崩れないように補正した盛り方をすれば崩れません。・道路から直接法面に水が流れ込まないように道路上に側溝を造り、水が法面に流入しないように水をコントロールして、まとめて下方に流す水路を造る。・法面の下地にネットを張り、ピンで固定し、壁塗りのようにミキサーで練ったジオミックスを塗りつけて、法面を形成していく。・グランドグリッドなどのハニカム構造材を敷き、固定した構造材にジオミックスを埋めていく。・段切り工事をした上に、ジオミックスを練ったものを盛って固める。といったこと工夫が必要になります■お問い合わせはジオサプライ合同会社 http://www.geosupply.jp/広島☎082-299-0681 神戸☎078-843-2561 名古屋☎052-766-6419 福岡☎092-518-3537